今年の夏、急性薬物中毒で病院に搬送され、その動向が
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現場に現れた柳楽は、少年というよりは精悍(せいかん)な青年。事件のことに触れない方がいいのかと勝手に気を遣っていたところ、小説の主人公と彼自身との共通点を聞くと「自分との闘いに負けちゃったりっていうところの心情について主人公が理解できる。
おれも自殺未遂みたいに騒がれちゃったりしましたからね。今までの自分を客観的に見たときに、自分の中で自分との闘いみたいなものがありましたけど」と切り出してきた。精神が不安定であったことは確かだが自殺ではないときっぱり。
第57回カンヌ国際映画祭で最年少で最優秀男優賞を取って以降、『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』『シュガー&スパイス 風味絶佳』『包帯クラブ』とどれも主役をこなし、順風満帆に見えた俳優生活だが本人にとってはそうではなかったのだろうか。
「いろいろ限られた枠みたいなものがあるけど、それをぶち壊しておれはおれらしくやっていきたいと思っていた中で、そうするには、いろいろなリスクがあったりする……なんてことを考えたりしているうちに、この『仕事辞めたい』ってそこまで考えたりしました。だけど辞めるんだったら、世間から徹底的に辞めろって言われるまでやってから辞めようかなって思って」
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ある面を見ればカンヌ国際映画祭での最優秀男優賞という栄光は、小さな少年だった彼の体に知らず知らずのうちに重荷としてのしかかっていたのかもしれない。そんなグチは言わないが彼の苦悩からそれが感じ取れる。
「止まない雨」は主人公が薬物で身を持ち崩していくが、このタイミングでこの小説を出すことに躊躇はなかったようだ。「タイミングもタイミングなので、もちろん皆はそれを想像するだろうと思ったんですけど、おれの中ではその方がリアリティのある感じがして良かったんですよね」そしていいにくいこともズバリ言う率直さに人間としての素直さが見える。

「止まない雨」は映画化も検討されているが、本人はズバリ主役だけでなく監督もやりたいと堂々と宣言する。普通なら自信過剰と取られるこの言葉も彼の場合はそうはとれないのが不思議だ。表現者としてのエネルギーの大きさがそうさせるのか、カリスマ性なのかとにかく今後も目が離せない役者だ。
小説「止まない雨」/原案・柳楽優弥 文・井上凜(SDP出版)は1,200円(税別)で発売中
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「止まない雨」は映画化も検討されているが、本人はズバリ主役だけでなく監督もやりたいと堂々と宣言する。普通なら自信過剰と取られるこの言葉も彼の場合はそうはとれないのが不思議だ。表現者としてのエネルギーの大きさがそうさせるのか、カリスマ性なのかとにかく今後も目が離せない役者だ。
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柳楽優弥(Wikipedia)
1990年3月26日 。日本の男性俳優。スターダストプロモーション所属。
2002年に「友達が所属していて楽しそうだった」という理由で芸能事務所入りを希望。スターダストプロモーションに応募する。事務所入り直後に、主役選びに難航していた映画『誰も知らない』のオーディションを受ける。これが初オーディションだったが、監督の是枝裕和に「目に力がある」と主役に抜擢された。その後の作品の監督や共演者も「目力」「表情」「存在感」を柳楽の魅力として挙げることが多い。これが子役としての最初の活動である。ただし、撮影に1年かけ、公開はさらに1年経ってからだったため、メディアに出たのは本田技研のCMやドラマ『クニミツの政』の方が先となった。
主役を演じた映画『誰も知らない』が2004年、第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、当時14歳で史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞した。授賞式は学校の定期試験のため、すでに帰国していたが、監督の是枝が代理で出席している。この映画以前は目立った出演作はなく、無名の俳優であったが、これを機に一躍有名になり大いに話題を呼んだ。また、同年8月25日に「文化関係者文部科学大臣表彰」を授与され、同10月5日の『TIME』誌アジア版では「2004Asia's Heroes」に選出された。
その後は1年に1回映画出演というペースを守り、2007年にはジーニアス・パーティ『BABY BLUE』というアニメのオムニバス映画で初の声優も務めた。
2008年に入ってからは体調を崩し、CM撮影や雑誌の取材など単発の仕事に絞って仕事量を減らしていた。同年8月29日、東京都内の自宅マンションにて安定剤を大量に服用し急性薬物中毒で倒れ病院に運ばれたが、同日に退院した。当初は、マスコミによって自殺未遂説が強く報道されたが、本人は「家族と口論になってついカッとなった。自殺ではない」と自身のホームページで公式発表し、また「迷惑をかけて申し訳ない。1日も早く回復して、役者として頑張りたい」とも語った[1]。
同年11月、原案小説「止まない雨」を発売。
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